応用編で、ロブの際のフェイントを学んで行きましょう。
前方のショットも全てを同じフォームから素直に打ち分けることが基本ですが、
厳密にはインパクトの直前にはクロスならクロス、ストレートならストレートなりの面の方向など、わずかに特徴が出てしまいます。
そのためほとんどの場合はインパクトの瞬間よりわずかに前にコースを予測することができるのですが、これを逆手にとったのがフェイントです。
今回は直前のフォームをクロスに打つように見せかけながらストレートに打つフェイントをやってみましょう。
フェイントストレートロブのコツ
トッププロのピーターゲードがやり始めた効果的なフェイントです。
いくつかポイントがあります。
テイクバックの向きをクロスに向ける
打つ前の段階では、完全に自分の中で打つコースはクロスだと思ってテイクバックしてください。
このときシャトルを見るのですが、横目でクロス方向を見るようなポーズを見せるとなお効果的です。
カットのようにスイングの方向と面を変える
フォロースルーがややクロスぎみなのが見えますね。
テイクバックからインパクトの瞬間までできるだけクロスロブに見せるための工夫です。
打点を引いて少し落とす
左右のコースを見せかけるだけではなく、タイミングもずらします。
こうする事で相手の足が止まりやすく、フェイントが決まったときの効果をより高めます。
特にこれは到達時間の短いクロスからストレートへのフェイントで有効です。
打点を下げてしまうので、フェイントにかからなかった時は通常ショットより効果が落ち気味です。
あまり多用はせず、ここぞというところでのみ使うようにしましょう。