今回はオリンピックの決勝戦の試合を見て行きましょう。
金メダリスト、リンダン選手と世界ランキングで一位を長い間保持していたリーチョンウェイ選手の試合です。
長い動画なので、そのまま流して楽しめると思います。
リーチョンウェイvsリンダン
基本に忠実なプレーをするリー選手と、アグレッシブなショットを使いこなすリンダン選手ですが、
前半のゲームでは両者ともに非常にゆとりを持ってプレーしていますね。
全てを強打しない
前回の国内大会の動画に比べ、ハーフスマッシュやカットのような中間の球が多用されているかと思います。
このクラスのトッププロになると、良いロブは全力でスマッシュしてもそれほど効果がなく、むしろ体力を消耗するからなのでしょう。
仮に万全の体勢に思えても、ここぞというときの決め球の効果を上げる意味もあり強打の回数はとても限られています。
頂点を手前に持ってくるヘアピン
両者ともにネットプレーが非常にうまいのですが、特に余裕のある体勢で入ったときのヘアピンはとてもキレイです。
シングルスのヘアピンではネットギリギリに落下するものが一番強力でした。
そのため、攻撃的ヘアピンではネットを越える前に頂点が来るようにし、ネットを越えたら一気に落下するようなものを使います。
こうすることで、相手が高いロブを上げる確率が高くなります。
とてもエキサイティングな試合なので、じっくり見入って素晴らしいバドミントンを目に焼き付けてくださいね。